お寺で終活
終活(エンディング)セミナー
最近、「終活」や「エンディング」という言葉をよく目にします。
その多くは、いかにしてこの人生の始末をつけていくかというものが多いように思います。
つまり、どのように死んでゆくかということ・・・。
誰が看取るのか。
葬儀はどうするか。
死んだ後の遺骨はどのようにするか。
財産や、資産の相続はどうするか。
遺族に何を伝えておくべきか。などなど。
様々な形態の終活セミナーが開かれています。
葬儀社の終活、保険会社の終活、介護施設での終活、石材店の終活・・・。
しかし、本当の「終活」とは、どう死んでゆくか、ということではなくて、死にゆくいのちを、いま、どう生きて往(ゆ)くのか、ということに向き合うことにほかなりません。
それは、仏の教えをよりどころにして、与えられたいのち、与えられた1日1日を生きて往くことです。
余命を生きると考えることは、引き算の人生、与えられたいのちを日々生きることは、足し算の人生です。
お寺で、一人ひとりの人生の「ものがたり」を紡いでゆきましょう。
お寺で終活!