エンディング産業展の報告です(遅くなりました…)。-真宗大谷派の葬儀と終活-
2018.10.08
8月22日(火)~24日(金)、東京都江東区にある、東京ビックサイトにおいて、「エンディング産業展」が開催されました。
「エンディング産業展」とは、2015年から、フューネラルビジネス・終活・葬儀・埋葬・仏壇・供養・終末関連のための専門展示会として開催され、毎年2万人を超える来場者を集めております。
この展示会では「エンディング産業」という名の元、「人の死」に経済的価値を求め、さまざまな企業が葬儀や埋葬に関する事業に参入してきています。
そのような状況の中で、仏教教団として人がいのちを終えていくことに対する、仏の教えに基づいた「生死」と「葬儀」の大切な意味と、そのメッセージを発信する機会として、真宗大谷派として本展示会に出展することになりました。
テーマとして大きな柱を二つ掲げました。
一つは、「なぜ葬儀をつとめるのか?-亡き人からのメッセージ-」です。
もう一つは、「「いのち」を今、どう生きて往くのか?-今の私を生きる“終活”-」です。
大谷派のパンフレットです。
ブース内でのミニセミナーを中心に、お伝えしました。
私(住職)は、本山の職員として、この展示会への出展を進めてきましたので、スタッフとして展示会場におりました。
ちなみに私は、セミナー、24日の「「法名」と「終活」~仏の教えに生きる~」を担当いたしました。
ブース内では、模擬葬儀のデモンストレーションも行い、多くの方々にお立ち寄りいただきました。
また、アンケートにお答えいただきながら、たくさんの方から貴重なお話をお聞きすることができました。
アンケートは、縦軸に「葬儀は必要か、不要か」、横軸に「お寺に期待するか、しないか」です。
まあ、お話をお聞きするきっかけです。
でも、お寺に期待する、という声をたくさんお聞きして、こちらが励まされました。
楽しい三日間でした。