住職の日記

住職の日記

根っこについて②

2018.03.21

根っこは大事です…。

 

毎年夏になると、ベランダでゴーヤを育てています。

グリーンカーテンのつもりですが、なかなか窓ガラス一面を葉で覆いつくす、というような状況になりませんでした。

ゴーヤも小さいし…。

 

それが、2年前から劇的に変わったのです。

 

プランターを大きく、深いものにして、土をたっぷり入れて、一つのプランターに、苗は2つ。

 

それまでは、お花と同じプランターに、苗を3つくらい入れていました。

そのほうが、たくさんの蔓が伸びると思って…。

 

でも、それでは、蔓は伸びても、葉っぱが小さく、隙間だらけ。

ゴーヤも小さい…。

 

それが…、たくさんの土と、少しの苗にしたところ、大成功!

葉っぱは大きいし、大きなゴーヤが実りました。

当然、グリーンカーテン、ベランダの窓一面が、ゴーヤの葉で埋め尽くされました。

 

成功のカギは、根っこです!

 

たくさんの土の中で、まず苗は根を張ります。

根が成長することで、水分が運ばれ、葉は大きく、ゴーヤの実にも、根っこから栄養分がたくさん送られていった、ということです。

 

目には見えない根を思う存分成長させることで、目に見えるゴーヤが大きく実ることに繋がるのですね。

 

 

いま、真宗大谷派では、「元気なお寺づくり講座」が、各地で開催されています。

 

この講座は、寺に住むものが、門徒さんと一緒にお寺の寺業計画を考える、というものです。

 

真宗大谷派のお寺としての使命を考え、お寺を取り巻く外部の環境を分析し、目には見えないお寺の無形の価値を洗い出し、数年後のお寺のビジョンを考える。

そして、そのビジョンに到達するための具体的な行動計画を、外部環境に目を向けて、無形の価値を活かしながら一緒に立ててゆく、というものです。

 

ここで言う「無形の価値」、それは、木に例えると、根っこにあたります。

 

木の幹や枝ぶりは、目に見えるお寺の姿、それを支える根っこは、どのようなものなのか…。

それを考え、洗い出してゆく作業が、お寺を元気にするためには、とても大事なことです。

 

無形の価値…、例えば、住職や坊守、門徒さんなどの「人の力」。

お寺の歴史や、地域とのつながりなどの「関係性の力」。

お寺を運営している「組織の力」。

 

それらの根っこをきちんと把握し、成長させていこうとする意欲が、目に見えているお寺を元気にしていくのですね。

 

なかなか、目には見えない無形の価値を洗い出す作業は大変ですが、お寺を元気にするためには、必要不可欠なことだと思います。

 

目に見えているものを支えている根っこは何なのか…。

 

やっぱり、根っこは大事ですね。

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