エンディング産業展に行ってきました!
2017.09.03
8月23日、東京ビックサイトで開催されていた、エンディング産業展に行ってきました。
石材屋さんの協会や、墓地・納骨堂、葬儀にまつわる業界、終活やエンディング産業などがたくさん出店していました。
宗教団体は、浄土真宗本願寺派、つまり、お西さんだけでした。
さすがですね・・・。
葬儀に関することで面白いなあと思ったのは、棺の中に入れる「おくり鳩」。
携帯記憶の紙で作られた鳩の折り紙で、メッセージを書いても、また元の鳩に戻り、それを故人の棺の中に入れるのだそうです。
注目を集めていたのは、新聞にも掲載されていましたが、「ペッパー導師」。
「ペッパー」というロボットがありますよね。そのロボットに僧侶の格好をさせて、読経させ、法話までさせていました。
僧侶も寺も必要ない、ということでしょうか…。
これからやってくるであろう「多死社会」。そこにビジネスチャンスを見出し、このような催しがなされているのでしょうが、宗教者として、そのような進み方にはきちんと発言をしていかなければならないと思いました。
多くは、それぞれ個人の思いで人生の終わりを迎えよう、いのち終えた後も、こんなふうになりたいという思いで樹木葬や海洋葬にするというのですね。
ほとんど、宗教性はありません。
生まれて死んでいく「いのち」をどう生きるかということは、宗教的課題です。
来年は、真宗大谷派もこのエンディング産業展に出店し、葬送や終活について、メッセージを発信するべきだと強く感じました。