住職の日記

住職の日記

8月の掲示板のことばと住職の感想

2025.08.01

8月の掲示板のことば

 

この戦争 さえ なかったら

 愛する国のために死ぬより

  わしは、愛する人のために生きたい!

   「あんぱん」より 千尋の言葉

 

住職の感想です。

千尋は、やなせたかしさんの弟です。この言葉は、千尋が戦地に向かう前に兄と二人っきりで話をする場面です。千尋は行きたくなかったと思います。もちろん、お兄さんも行かせたくはなかったでしょう。千尋は兄に思いを吐露します。

 

の戦争がなかったら、わしはもっと法学の道を極めて、腹を空かせた子どもらや、虐げられた女性らを救いたかった。

この戦争がなかったら、いっぺんも優しい言葉を掛けちゃれんかった母さんに親孝行したかった。

この戦争がなかったら、兄貴ともっと何べんも、酒を飲んで語り合いたかった。

 

と自身のやりたかったことを並べます。そして、

 

この戦争さえなかったら、愛する国のために死ぬより、わしは愛する人のために生きたい!

 

と叫んだのです。「さえ」が重く響きます。

このような思いを抱えながら戦地に向かった方々が大勢いらっしゃったのだろうと想像します。狂気や、同調圧力や、間違った「正義」により、誰もが願うことができたはずの「未来」を生きる道が絶たれてしまいました。

私たちには、未来を思い描くことのできる豊かな想像力が備わっています。その想像力で、笑顔と喜びが溢れる未来の「ものがたり」を紡ぐことができます。

大切ないのちと共に生きる未来は、誰にも奪われてはならないと、強く思います。

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