村上春樹の新作…買っちゃいました!
2017.03.01
村上春樹の著作は大好きで、おそらくほとんど読んでいると思います。
小説が中心ですが。
数年前に、僧侶仲間で村上春樹の物語の話になり、僕の話に感化された若手が、「何から読んだらいいですか?」と聞いてきたので、僕は迷わず、「デビュー作の『風の歌を聴け』から、発刊された順に読んでほしい」と言いました。
それは今でも変わりません。
特に、初期の作品は順番に読んでほしいですね。
登場人物が(羊男もいますが)作品をまたいで出てきたり、名前は違っても、どこかで出てきたようなという・・・、物語の流れがあるんですよねえ。
ちなみに、一番好きな作品は『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』です。
僕が好きな村上作品の特徴(だと思っている)なんですが、「パラレルワールド」が進行していくのです。
2つの並行する物語が、同時に、あるいは、全く違う次元で語られます。
『海辺のカフカ』も『1Q84』もそうでしたし、そのほかの作品も(初期のころから)、ぼくはそのように読んでいるのです。
並行する物語なので、基本的には交わらないのです。
でも、読み手の中では、どこかで交わるポイントがあるのです。
そこを感じ取るのが、僕にとっての楽しみです。
この『騎士団長殺し』がどのような物語なのかは、分かりません。
買ってきたばかりなので・・・。
楽しみ~~!
でも、来週にならないと読み始められないのですが・・・(>_<)