第12回「終活セミナー」報告
2022.02.20
2022年2月12日(土)、第12回「終活セミナー」を開催いたしました。
今回のメインテーマは、
「在宅医療の現状から『自宅で看取る』という選択について考える -在宅緩和ケアや訪問看護の現状-」です。
講師にはライフ・ケア・コンシェルジュ(株)LCC訪問看護ステーション事業本部長/看護師の三枝克磨さん。
さらに、がん看護専門看護師でいらっしゃる、北里大学病院の看護師の青栁秀昭さんにお願い致しました。
厚生労働省では、在宅医療推進の体制づくりに着手しています。通院が困難になった時や退院後も治療が必要な時に、自宅で医療が受けられることは心強いようにも思います。
でも、自宅にいて病院と同じ医療が受けられるのか、緩和ケアなど、病状が悪くなった時にも安心して自宅で過ごすことができるのか。考えると、不安なことはたくさんあります。
政府が在宅医療を進めようとしているなか、実際に医師のそばで患者さんや家族に寄り添う看護師さんに、訪問看護の現状をお話しいただくことを通して、在宅医療・緩和ケア・看取りの現状について、お聞きしました。
お二人とも、とても丁寧に優しくお話しくださり、とても深い学びなりました。
はじめに、お約束、「仏教の終活」というお話し。
誰もが抱える老病死の問題は仏陀の出家の動機と共通したテーマであり、死にゆくいのちを生きて往くことを問い尋ねる場所がお寺であったのです、というお話をしました。
次回第13回は、5月21日(土)の開催予定です。
またご案内いたします。