住職の日記

住職の日記

12月の掲示板のことばと住職の感想です

2020.12.01

掲示板のことば

 

 

読むとは コトバに照らされた

 

        未知の自己と 出会うことでもある

 

                 若松英輔

 

 

この言葉は、若松英輔さんの著書『不滅の哲学 池田晶子』の中に記されていました。
ここで言う「コトバ」は単なる言語ではないようです。

 若松さんは、
「コトバは言語でもあり得るが、ときに色であり、音であり、また芳香あるいは、かたちでもある。温かみや寄り添う感触、不可視な存在感として感じられることもあるだろう」と言われています。
そして「コトバは、魂にふれる。また、ときに、私たち自身よりも私たちの魂に近づくこともできる」と続きます。

たとえば、小説などを読んでいて、今までは気づかなかった感情が沸き起こっ てくることや、自分自身の物語を体験しているような気持ちになったことがない でしょうか?

僕はあります。

 

それはおそらく、そこに描かれている物語、または表現されているコトバが、 自分の中の何か…、魂と言ってもいいかもしれませんが、この自分の内面の世界 に触れているのだと思います。

 

物語を読むことは、自分が今まで経験したことのない世界を生きることができ ますし、それが、今まで感じたこともない自分自身に出会うことになるのかもし れません。文学作品でも、絵本でも、エッセイでも、歌の歌詞でも。

 

文字を読むことに限りません。他者の声を聞くことも、遠くから呼びかける声 に耳を澄ますことも、読むことなのだと思います。聞くことも、読むことです。

 

コトバに照らされ未知の自己に出会う、素敵なことだと思いませんか。

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