住職の日記

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セミについてもう一つ・・・

2016.09.11

セミの抜け殻って、不思議じゃありませんか? 

セミの幼虫は見たことがありますが、あの、抜け殻で見る姿で動いているところを、僕は見たことがありません。

自然の中では見ようと思ったら、おそらく限られた時間しか見ることができませんよね。

例えば夜に、土の中で幼虫からあのさなぎのような姿になったセミが、木を登り始めて羽化するまでの間の時間、ということになりますよね。

夜中に観察でもしない限り、おそらくお目にかかれない姿だと思います。

 

脱皮する生き物は他にもたくさんいます。ヘビであったり、ザリガニであったり・・・。

でもそれらは、脱皮する前と脱皮した後では、生きている環境も、自身の姿もさほど変わりません。ひと回り大きくなった、くらいでしょうか。

 

でも、セミは違います。生きている世界が一変するのです。暗い土の中で生きていたものが、光あふれる世界に生まれるのです。

 

ある先生がおっしゃっていました。私たちが、仏教に出遇い、真実(まこと)の信心(こころ)をいただくということは、世界が一変するほどのことなのだと。それは、世界が変わるということではなく、私自身が、今までの自分に死んで、全く違う世界に生まれ変わるのだと…。

 

これは、譬喩(ひゆ)です。この私が実際に死んで生まれ変わるということではなく、真実(まこと)に出遇い、この私が変わることによって、見えてくる世界が全く違って見えるということなのでしょう。

 

セミの抜け殻を見て、思い出したことでした…。

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