住職の日記

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蓮華の咲くところ

2016.08.06

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真宗大谷派の本山、京都の東本願寺の周りには、お堀が巡らされています。私が勤務する同朋会館は、東本願寺境内の南西側にあり、その入り口付近のお堀には、この夏の季節になると一面にピンクの蓮華が花を咲かせます。

 

蓮華は高原などの陸地には咲かずに、必ず湿った泥の中から花を咲かせます。清らかで美しい花は、浄土に咲く花と経典には説かれ、仏像は、蓮華の花に立つ姿で造られています。

 

それは、単に美しい花であるということではなくて、泥地に咲くということに意味があるように思われます。

 

蓮華は、仏の覚りに譬えられます。泥の中から生まれても、泥にまみれず、泥水をはじくように、清らかな花を咲かせます。でも、その清らかな花の大地は、泥なのです。

 

蓮華が覚りに譬えられるなら、泥は私たちが抱える煩悩です。覚りは煩悩の中から生まれるのですね。煩悩を無くして覚る、ということではないのです。煩悩そのままに、煩悩あるに依って、そして煩悩に汚されることなく、仏は覚ったのです。

 

蓮華の花を見ると、煩悩を抱えて生きているこの身が、そのままに救われていく姿を感じるのです。

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