本日、終活セミナーを開催いたしました。
2019.05.28
本日、終活セミナーを開催致しました。
参加者は、講師、関係者を含めて15名でした。
Facebookから申し込まれたご夫婦がいらっしゃり、てっきり認知症に関心があると思っていたのですが、感想文に、お説教が聞きたかったとあり、おまけでも、最後に仏教のお話ができて良かったです。
今回は、認知症を取り上げましたが、長寿サポートセンターの村川さんのお話、もっとじっくりとお聞きしたいと思いました。
感想でも、もっと聞きたかったという方が数名いらっしゃいました。
初期の症状、また、その時家族はどう対応すれば良いのか…身につまされます。
江東区社会福祉協議会からは、さまざまな高齢者向けのサポートやサービスをご紹介いただきました。
無料で受けられるサービスもたくさんあり、参考になりました。
保険の話は、人生100年時代を迎えると言われていますが、80歳を過ぎてからの経済的不安にどのように備えるか、外貨の運用をご提案していただきました。
最後に仏教の終活のお話。
お釈迦さまの出家の動機は、人は必ず老病死を抱えたいのちを生きてゆくことに気付いてしまったことにより、そのいのちに不安と苦しみを感じたことにあると思うが、それは、私たちの不安と同じではないか。
その不安に向き合い、生きて往くには、仏の教えに依るほかはなく、仏陀は遺言で、仏の教えをよりどころとして歩めと言葉を遺された。
仏教の終活とは、やがて終わりを迎える私の人生に向き合い、心配なことを整理しつつ、仏の教えをよりどころにして、今のいのちを生きて往く、そのことを、お寺で共に学び合うことだと思っています。
課題もたくさんもらいました。たとえば、聞きっぱなしにしないで、参加された方の思いを、どうお聞きするか。
質疑の時間を設けても、質問は出ません。
でも、終わった後に話し始めた方もいらっしゃり…、茶話会のような時間を設けるか、次回に向けて検討したいと思いました。
次回は、8月27日火曜日14時から開催します。
第1部は「エンディングノートの書き方のポイントについて」、僕(住職)がお話いたします。
第2部は「相続と遺言について」、司法書士の保科仁さんにお話いただきます。
3ヶ月に1度のペースで、開催していきたいと思っています。
皆さんのご参加をお待ちしております。
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