朝ドラ「虎に翼」、おもしろかったです
2024.10.01
朝ドラ「虎に翼」、おもしろかったです。
最終回に寅子が視聴者に問いかけた言葉、「みなさんにとって法とは何かしら?」を聞いて思い出したのは、『キングダム』の李斯の言葉でした。
呂不韋の四柱の一人で、法の番人とも呼ばれた李斯が、昌文君に対し「“法”とは何だ?」と尋ねる場面があります。
これに対し、昌文君は、「刑罰をもって人を律し治めるものだ」と答えたところ、李斯は「刑罰とは手段であって法の正体ではない」と切り返します。
そこで、昌文君が「では、法とは何なのだ」と李斯に問い返すと、李斯はこう答えます。
”法”とは願い!
国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!
思い出して勝手にじぃ~んときています。
そしてこう続きます。
統一後、この全中華の人間にどうあって欲しいのか、
どう生きて欲しいのか、
どこに向かって欲しいのか
それをしっかりと思い描け!
法は、その国に生きる全ての者に、どう生きるべきかを教示するものだ、と言っているようです。
浄土が本願を呼びかける、ということが思い合わされます。
まあ、何よりこの「虎に翼」という物語の核となるテーマは、日本国憲法第14条にあると思いました。
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
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