2024年8月17日(土)、終活セミナーを開催いたしました
2024.08.20
8月17日(土)、22回目となります、お寺での「終活セミナー」を開催いたしました。
お寺での参加者は27名、Zoomでの参加者は最多で12名でした。
台風一過でとても暑くなり、エアコンを22℃にしても蒸し暑かったです。
お寺にお越しの皆さまありがとうございました。
今回はテーマを二本立てとしました。
一つ目は、住職より「エンディングノートと私の物語」といたし、東本願寺真宗会館より発行予定のライフエンディングノート「生きることを始めるための遺言ノート」を使わせていただき、そのポイントをお話しいたしました。
二つ目は、白河厚生総合病院の総合診療科の医師・宮下淳先生より「日本人のアドバンス・ケア・プランニングと信仰心」というテーマでお話しいただきました。
この二つは、実は密接に関係があるのです。
そのことを改めて実感できました。
今回ご参加いただいた方には、東本願寺真宗会館より発行予定のライフエンディングノート『生きることを始めるための遺言ノート』をプレゼントいたしました。
エンディングノートを書くということで大切にしたいことは、書いて終わりではなく、誰かに伝えるということ。
私の物語を聞いてもらうこと、そして私も大切な人の物語を聞くこと。
いまの私、過去の私、そして未来の私。
何を大切に生きて往くのか、何を願って生きて往くのか。
それを、語り合う場所がお寺なんだと思っています。
アドバンス・ケア・プランニングは、日本では「人生会議」という愛称でその推進が呼び掛けられていますが、案外きちんと認識されていないようで、アドバンス・ケア・プランニングという言葉自体初めて聞いたという方が何人かいらっしゃいました。
日本では、縁起でもない話だとか、話を切り出すと「私に早く死んでほしいのか!」と言われるなど、なかなか難しい状況があると思います。
宮下先生の解説ですと、アドバンス・ケア・プランニングとは、「将来重篤な疾病や外傷により意思決定能力が低下した場合に備えて、将来の診療方針についてあらかじめ家族や医療・ケアチームと話し合うこと」ということでした。
話し合っておくことが大事なことだとは、なんとなく分かっています。
分かっているのですが、「あらかじめ話し合う」ということがなかなかできない、そんな感じでしょうか。
先生のお話であったのが、たとえば末期の癌の場合、十分に家族と話ができていなくても、抗がん剤や放射線治療によって一時小康状態になる時がありますが、その時に今後の話をすることができるケースがあるということでした。
キーワードは、生命維持と自分らしさ。
何を選び何を捨てるのか、とても難しいことだからこそ、話し合うことが大切なのだと思います。
そんな時に、エンディングノートを手掛かりに話し合うこともできるでしょう。
ということで、まずはエンディングノートを一緒に書いてみましょう。
9月14日(土)14時から16時。
お寺で一緒に書いてみませんか?
改めてご案内いたします。
さて、次回の終活セミナーは、12月14日(土)になります。
取り上げるテーマについては、アンケートの結果を見て決めたいと思います。
実は、アンケート結果の一位は在宅医療・在宅介護でした・・・。
ちなみに2位は相続・遺言、3位は葬儀・お墓です。
(回答28件中)
さあ、どうしましょう・・・。
お楽しみにお待ちください。
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